Aqouesのローカル路線バス乗り継ぎの旅 AZALEA編 Part2 【SS】Aqoursのローカル路線バス乗り継ぎ旅 2016年12月04日 0 Aqoursのローカル路線バス乗り継ぎの旅 AZALEA編 Part2沼津駅(AM 7:10) → 富士駅(AM 8:45):富士急静岡バス・根方線バス車内花丸「うーん、うまいずら~」ムシャムシャダイヤ「花丸さんは相変わらずお気楽ですわね…まだ先が見えないというのに…」果南「でも、一気に富士まで行けるんだし、出だしとしてはいいと思うんだけど…」ダイヤ「そこからですわ、東海道には難所と呼ばれる峠が3つございまして、ここ静岡には由比と興津の間にさった峠がございます。そこを越えられるかが心配ですわ」花丸「あとの二つは箱根と鈴鹿ズラね、でもさったは東海道一の絶景と呼ばれてるところズラ、見てみたいズラ~」ムシャムシャ ダイヤ「そんなのはどうでもいいのです、とにかく私たちは先につかなければなりません」果南「まあまあ…そうあせらなくても…まだ始まったばかりだし、それに、やるからには、楽しみも少しはあったほうがモチベーションも上がるし…ね?」ダイヤ「それもそうですわね…にしても、ルビィは今頃どうしてるんでしょう…」果南「たしか千歌の家から出発だったよね?ということはまだ沼津にもついてないよ」花丸「40分かかるズラ…遠いズラ…」ムシャムシャダイヤ「まったく…これでは学校に人集めるのも苦労しますわね…」果南「地元は少子化、遠方から集めようにも…ね」花丸「ところで…このバスは何時に富士に着くズラ?」果南「約20kmくらいだから…1時間以上はかかるはずだね」ダイヤ「先が思いやられますわ…」花丸「でも江戸時代は歩いてたズラ、20kmというと5里、歩くと5時間はかかるズラ、それが歩かなくても行けるだけで大きな進歩ズラ~」ダイヤ「いつの時代と比較してるんですか…」そんなこんなで、約1時間半後に富士駅に到着AM8:50 富士駅ダイヤ「さて、西に向かうバスを探しますわよ」果南「でも、それっぽいのがなかなかないね…」ダイヤ「もしかしたら新幹線の新富士駅のほうがいい情報が聞けるかもしれませんが…」花丸「どうするズラ~?」ダイヤ「たしか、他の人に聞くのはいいんでしたわよね?なら運転手さんに聞いてみては」果南「そうだねーじゃあ聞いてみるか、すみませーん」休憩中の運転手「はい?」果南「ここから西のほうに向かうバスって何がありますか?できるだけ遠くでお願いします」休憩中の運転手「ここからだと寺尾橋行きだね、由比のあたりまで行くよ」果南「わかりました、では新富士駅まで行ったらもっといいのがあったりしませんか?」休憩中の運転手「いやーここから寺尾橋行きってのが一番いいと思うけど」果南「そうですか、ありがとうございます!」AM9:10 富士駅果南「というわけで、富士から寺尾橋行きってので由比までいけたらいいんじゃない?」花丸「おお、あのさった峠の手前ズラ」ダイヤ「ちょっと、そこから先も聞いておくべきだったのでは?」果南「ああ、そういえば…」花丸「でも、それはついてから考えればいいと思うズラ、向こうの人のほうが詳しいと思うズラ」ダイヤ「それもそうですわね…とにかく、あと20分くらいなので来たら乗りましょう」富士駅(AM 9:30) → 寺尾橋(AM 10:11):富士急静岡バスダイヤ「どうするんですの?もしさったを超えるバスがなかったら」果南「どうするもこうするも、歩くしかないでしょ、歩くにしても興津なら6kmくらいだし…」花丸「6km!無理ズラぁ…」ダイヤ「さっきまであれだけ江戸時代の話していたのにこういう時に無理とは何事ですか、それではあのトレーニングをこなしたμ`sには到底及びませんわよ」果南「いや、あれはちょっと信憑性に欠けるような…」花丸「おら、信号待ちしてる時に聞いてくるズラ…」そして、信号待ちで停車中花丸「すみませーん、由比から興津に行くようなバスありますか?」運転手「残念ながらございません」花丸「じゃあ、北のほうに迂回しながらでもないですか?」運転手「そもそも由比からはこのバスしか出ておりません、コミュニティバスもありますが土日運休ですしそれも興津の手前で終わりです」花丸「そんな…何もないズラか?」運転手「はい。電車のみです」花丸「ありがとうございます…」花丸はがっかりした様子で席に戻る花丸「やっぱり興津に行くバスはないズラ…」果南「じゃあ仕方ないから終点まで行ってそこから歩く?」ダイヤ「それが無難ですね」花丸「いや、まだ何かあるかもしれないズラ」ダイヤ「まだわからないのですか?」果南「まぁまぁ…まだ何かあるかもしれないし、とりあえず由比で降りようよ」>まもなく由比駅上でございますAM10:08 由比駅ダイヤ「…やはりなにもないですわね、コミュニティバスも土日は運休と書いてありますわ」果南「じゃあやっぱり歩きね」花丸「にしてもここコンビニもないズラか?」ダイヤ「あれだけ食べといてまだお腹すいてるんですか…」果南「とにかく、先に進もうよ。時間がもったいないよ」花丸「はあーい…」ダイヤ「先が思いやられますわ…」AM10:15 由比駅から薩埵峠を超え興津方面へ徒歩移動開始 約8km道は2kmくらいまでは平坦であったが、徐々に上り坂となっていく…果南「ほら、はやくはやく~」ダイヤ「果南さん、ペース早すぎますわ」花丸「もう少しゆっくり行くズラ~」果南「そんなんだといつつくかわからないよ~」ダイヤ「普段から鍛えておくべきですわね、μ`sに追いつくためにも」花丸「おらにはとてもまねできないズラ…」ダイヤ「そういえば、昔登山の時は後ろ向きに歩くと楽というのを聞いたことがありますわ」花丸「あー、そういえばちびまる子ちゃんでやってたズラー」ダイヤ「試してみましょう!」こうして後ろ向きに歩くあたりだったが・・・果南「二人とも―そんなことしてたって無駄だよ~」ダイヤ「はぁ…はぁ…全然楽じゃないですか!」花丸「後ろ歩きなんて平坦でもやりずらいズラ~…」果南「だからさ、現実を見てがんばって歩こう」花丸「ずらぁ~…」徐々に登坂は険しくなっていき、やがて、展望台が見えたAM11:20ごろ さった峠展望台付近果南「ほら、展望台が見えてきたよ~」ダイヤ「ちょっと…そんなにはしらないで下さ…」ハァハァ花丸「もう限界ズラ…」ハァハァ果南「もう…荷物持ってあげるからさ」ダイヤ「いえ、これも私のためですから」花丸「じゃあお願いするズラ~」果南「はいはい、ダイヤも無理しないでね」ダイヤ「これもご褒美と、今後のアイドル活動する体力づくりのためですから」ハァハァ果南「わかったから…」そして、展望台に到着3人「ついたーっ!」果南「すごーい、富士山よく見えるよー」花丸「さすが歌川広重の東海道五十三次『由井』として描かれただけあって絶景ずら~」ダイヤ「ほんと、がんばったかいがありましたわ~」果南「ねえねえ、せっかくだし記念写真撮らない?」ダイヤ「いいですわねぇ~ケータイの自撮りモードで、こうして…」花丸「わあっ!ケータイって自分も移すことができるズラ、未来ずらぁ~」キラキラダイヤ「それくらい知ってますでしょ…とにかく、果南さんももう少し近づいてください」果南「わかった~」ダイヤ「では…」カシャッ!ダイヤ「おお、なかなかいい感じじゃないでしょうか?」果南「うん、いいんじゃない?後で送ってよ」花丸「マルはどうすればいいズラ~」←携帯電話持ってないダイヤ「携帯電話持ってないんですか?だったら後で現像してもらいますか…」花丸「あ、ありがとう」果南「さて、そろそろいこうか?」花丸「ちょっとまって?あそこの道で走ってる車ものすごい早いズラ~違反にならないズラ?」ダイヤ「花丸さん、あれは東名高速道路ですわ、早く走ることを目的とした自動車専用の道です。途中には信号もほとんどないため時速100km/hでの走行が可能ですわ」花丸「なんと!み…未来ずらぁ~」果南「いや高速道路くらい学校の社会科見学に行くバスとかで乗ってると思うけど…」ダイヤ「まぁそれはさておき…行きましょう、こんなところで無駄な時間を使いたくありませんわ」そして興津方面に進むこと約50分、ようやくバス停が見えてきたPM12:08 JA興津支所前バス停花丸「やっとバス停に着いたズラ~」果南「次は12:10分!そして清水まで行けるね」ダイヤ「これはグットタイミングですわ」花丸「清水…清水次郎長ズラ!やくざ仲間で名をあげて清水に縄張りをもち、山梨の侠客黒駒勝蔵らと張合って伊勢の荒神山で対決して勝ち、東海道一円をその支配下に収めたあの清水次郎長のゆかりの地…楽しみずらぁ~」キラキラダイヤ「うっ、また花丸さんが眩しいですわね?」果南「あっ、バス来た、乗るよ!」PM12:10 JA興津支所前→PM 12:34 清水駅前 しずてつジャストライン 三保山の手線果南「さて、次は静岡を目指そう」ダイヤ「それがいいですわね。直接行けるバスがあるのがいいでしょうけど」花丸「それよりお腹すいたズラ~」ダイヤ「それもそうですわね…そろそろお昼にしますか」果南「そうだね~清水に着いたら次に乗るバスを確認してご飯食べよう」PM12:35 清水駅ダイヤ「ここにバスの路線図がありますわ、これだと静岡まで行けるようですね」果南「なら静岡まで行っちゃったほうがいいね。次は12:45だし、のっちゃうか?」花丸「えーお腹すいたズラ~」ダイヤ「花丸さん!進めるときには進んでおかないと後々響きますわよ!」果南「まぁ…歩いて疲れただろうし、そろそろお昼にして、次の13:45で静岡行けばいいんじゃない?」花丸「そうするズラ!腹が減っては戦はできぬ!」ダイヤ「仕方ありませんね…そうしますか。じゃあそこの海鮮もののお店でも行きますか…」PM13:45 清水駅→PM14:27 静岡駅 しずてつジャストライン 北街道線花丸「ふはーっ、お腹いっぱいズラ~」ダイヤ「どんぶり特盛を平らげるなんて…ものすごいですわ」果南「ほんとにね、にしても、ほかの人たちはどうしてるんだろ?」ダイヤ「そうですわ、ルビィはどうしてるんでしょうか…迷子になって泣いてないといいですが…」花丸「る…ルビィちゃん…」果南「いや、千歌も曜もいるし…」ダイヤ「あてになると思いますか?千歌さんに任せられると思いますの?」花丸「でも曜ちゃんが止めてくれてると思うズラ」ダイヤ「曜さんも曜さんで『おーっ海だ~とびこんじゃえー』とかなってそうですし…」果南「行き先山間のほうだからないと思うけど…、とにかく、二人ともやるときはきっちりやってくれてると思うよ、ルビィがついてこれてるかはあれだけど…」ダイヤ「…そうですわね…ルビィを泣かせでもしたら…ただじゃおきませんが」ギラギラ花丸「こ…怖いズラ…」ビクビクPM14;30 静岡駅果南「さすが県庁があるだけあって都会だね」花丸「み、未来ずらぁ~」ダイヤ「それで、次はどれに乗りますの」果南「えーっと…たしかチェックポイントは藤枝駅だったよね?じゃあこれに乗ればいいんじゃない?」花丸「おおーもうチェックポイントずらぁ~」ダイヤ「正直、こんな順調にいっていいのでしょうか…?」果南「とにかく、まずはチェックポイントにいこう、次は14:48!」ダイヤ「18分後ですわね、ちょっとコーヒーでも飲みますか」花丸「マルはのっぽパン~」果南「相変わらず…」PM14:48 静岡駅→PM16;06 藤枝駅 しずてつジャストライン 中部国道線果南「あのバスだね。乗るよ!」ダイヤ「さあ、チェックポイントに向けて!」花丸「しゅっぱ~つ!」続くwritten by マリン PR