鞠莉「まずはそこの大きなビル!渋谷ヒカルエ!」
善子「私は悪魔のジュエリーショップを…」
梨子「あのさ…まだ朝早いし、空いてないんじゃ…?」
鞠莉「オーマイガッ!」
善子「どういうことよ!朝はウィンドウショッピングができるかもとか言ってたのに!」
梨子「いや…だって、普通10:00からとかでしょそういう店は…」
善子「なっ…リリーの嘘つき!悪魔!」
鞠莉「もう!せっかくの機会だったのにぃ~」
梨子「そんなこと言ったって…大体、この企画持ち出したの鞠莉さんでしょ…それに、まだまだ霞ヶ浦は遠いんだよ」
鞠莉「Oh!わたしとしたことが…遊ぶためのタイムスケジュールを考えて…」
善子「…って、最初からそのつもりだったんでしょ!」
梨子「うう…じゃあさ、流行りの店でモーニングしようよ、それでいいでしょ?」
鞠莉「さんせーい☆」
善子「復活はやっ!」
AM 7:50 渋谷駅梨子「流石に流行りなだけあっておいしかったわね、特にサンドイッチが」
鞠莉「エスプレッソがとてもbitterでdeliciousでしたー!」
善子「フッ…あえてbitterに決めるその心意気…」
梨子「とかいいつついちごののったチョコレートケーキをとっても美味しそうに食べてたじゃない?」
善子「だっ…だって堕天使にも糖分が必要な時があるのよ!」
梨子「へー…その割にはほとんどそれが主食だったような…」
善子「なんでそんなところばっかり注目してるのよ!」
鞠莉「それで、次のバスはどうするの?」
梨子「それが…どこに向かえばいいかさっぱり見当がつかないのよ…」
善子「ちょっと!それまずいんじゃないの?」
鞠莉「どういうことデス~?」
梨子「これから霞ヶ浦に向かうルートを考えると、まずは北東の方角に向かいたいのよ。そして千葉県に入り茨城県に入れればいいんだけど、どうも北東の方角に行くバスが見つからなくて…」
善子「そういうことね…だとすると、池袋ってどうなのよ?なかなか堕天使には響く…」
梨子「池袋…ウッ」
2人「?」
梨子(池袋…東京に住んでた時よくあっちの乙女ロードとかよくいってたわね…激しくいきたい…でもばれたら…ああああああああ!)
梨子「池袋はなしよ!なーしっ!危ない場所だから!」
鞠莉「Why?」
善子「まぁ一理あるわね…いかにも堕天使のための場所だもの…」
梨子「ま…まぁともかく、ほかの候補を見つけましょう?」
鞠莉「じゃあ、たくさんある新橋はどう?」
梨子「新橋は真東ね。ちょっと行けば東京駅とかにも行けそうだし、アリではあるわ」
善子「それで…ほかにある?」
梨子「後は…この早大正門行きってのかなぁ…?」
鞠莉「Oh!あの名門大学!」
善子「でも…あまり本数がなさそうね」
梨子「うーん…とりあえず新橋でいいんじゃないかな?東京駅とか、お台場も近いし」
鞠莉「賛成デース!ぐいぐい行きましょー」
善子「でも…新橋行きは3つもあるじゃないの!どれがいいのよ?」
渋谷駅発の新橋駅行きは
都01 新橋駅
都06 新橋駅
渋88 新橋駅とある
梨子「うーん…ここにかかる時間が書いてあるけど、一番時間がかからなさそうなのは『都01』ってやつみたいだよ?」
鞠莉「じゃあそれに乗って~レッツゴー!」
AM 8:01 渋谷駅 → AM 8:25 新橋駅前 都営バス 都01 善子「しかしこの色のバスを見ると思いだすわね…あの光景を…」
梨子「えっ…まさかそれって…」
善子「そう…あの夏と冬の魅惑の祭典…コミックマーケット!」
鞠莉「コミックマーケット?」
梨子「夏と冬に東京ビックファイトでそれぞれ一回ずつ開催される同人誌即売会だよ」
善子「…って、なんでそのセリフとるのよ!」
梨子「それで…その時はまさに己との戦い…気になるサークルさんをチェックし、手に入れたい本があれば始発で乗り込み…いざ開戦…」
鞠莉「へー、二人ともアツイー!」
善子「リリー…あなたもアツイ戦士だったのね…」
梨子「…って、しまった!」
善子「リリー…好きなジャンルは…?」
梨子「えっ…それは…ナンデショウカネー」アセアセ
善子「…後でじっくり聞かせてもらうわ」
鞠莉「わたしも興味ありまーす!」
梨子「ああ…なんてことを…」
AM8:30 新橋駅梨子「さて…ここから直接行ける所でいいところだと…」
善子「ああ…ビックファイト行きたい…」
鞠莉「私も行きたいデース!」
梨子「ええっ!そんなことしてる場合じゃないのに…」
善子「クッ…下見をするのよ、あそこに行くのにゆり〇もめやりん〇い線は高くつくが、バスだと安く済む…だが時間が読めん、それを下調べに…」
鞠莉「それに、渋谷でウィンドウショッピングもできなかったし…」
梨子「…わかったわよ。でもいったらすぐ引き返すわよ」
AM 8:38 新橋 → AM 8:47 勝どき駅前 都営バス 業10梨子「ここで降りるよ。ここでビックファイト方面に乗り換えができるはずだわ」
鞠莉「ハーイ☆」
梨子「このバスは日本一の電波塔のほうまで行くみたいだから、戻ったときに使えそうだね」
善子「クックックッ…日本一高い電波塔…当たりすぎる…このルート」
AM 9:01 勝どき駅前 → AM 9:19 東京ビックファイト 都営バス 都05-2善子「ついた…戦場に!」
鞠莉「exciting!!ここがあの戦場になるのデスカー!」
梨子「本当にウキウキするわね、ここに来ると」
善子「それで、今日はどんなイベントやってるのかしら?」
鞠莉「えーっと何々…?」
梨子「あ…あの…?」
梨子(…まさか、今日こんなイベントやってたなんて…)
善子「ふーん…『乙女のためのコミック☆プリンセス』ね、ちょっと私の望む世界とは…」
鞠莉「でも、なかなか面白そうねぇ」
梨子「…ちょっとごめん!すぐ戻るから」スタタタッ
善子「ちょっとリリー!?」
続く