曜「今向かってる東松山駅がここで…ゴールの森林公園はここ!もうあと少しだよ!」
ルビィ「とうとう来たって感じだね!」
千歌「ほんとココまで長かったよぉー」
曜「ここまで地図を駆使したは初めてだよ…」
ルビィ「こんなにバスに乗ってることも初めてだよね…」
千歌「そうだねーでも楽しかったよ。いろんな出会いもあったしね!」
曜「あの男の子にはほんと助かったよ。」
ルビィ「バスを止めてたあのおばさんはちょっと…でしたけどね。千歌ちゃんがいなかったらと思うと…怖くて逃げだしてたかも…」
千歌「えっへん、私が追っ払ったのだ!」
曜「千歌ちゃん。いざといいうときには頼りになるんだよね~」
千歌「私はやるときはやるのだ!」
曜「これからは常に頼むよ」
千歌「むぅー。」
ルビィ「ふふっ、面白ーい」
バスに揺られること、数十分…
>次は、北戸守 北戸守でございます。
??「ふはーっ、埼玉のお米もおいしかった~。あれ?」
千歌「…zzz」
曜「…zzz」
ルビィ「…zzz」
??(なんか前に、動画でこの子達見たような…でも静岡の子だったよね?)
??(たまたま似てるだけかな…でも、かわいいなぁ…)
??(私にもあんな頃が…懐かしい。お米ばっか食べてたら、少し太っちゃったし…もう戻れない…)
??(それにしても…特にあの赤紙の子、なんか昔の私を感じる…グレーの髪の子は、髪型があの頃の私とそっくりだけど、私と違って活発そうだなぁ)
千歌「…zzz」
曜「…zzz」
ルビィ「…zzz」
??「ふふっ、仲良しなんだね♪」
>次は、終点 東松山駅 東松山駅でございます。
??(さーて、ここから電車にのってと、あれ、まだ起きてない…)
??「あの~」ユサユサ
千歌「…ん?」ムニャムニャ
??「終点についたよ。」
曜「…はっ、私たちつい…あ、ありがとうございます。」
ルビィ「…ハッ…私ったら何やってたんだか…」
??「ぐっすり寝てたんだよ。とにかく、早く降りてね。私は電車があるから急ぐよ。」
3人「はーい。ありがとうございます!」
そしてバスを降りる
ルビィ「さっきの女性、私のあこがれてた花陽さんになんか似てたような…」
曜「あー、でも髪型は違ってたよ」
千歌「そうそう!花陽さんは曜ちゃんそっくりだったはず!」
ルビィ「でも…イメチェンしたかもしれないし…もしそうなら、サインもらっとけば…うわあああああああん!」
曜「前に言ってたでしょ?μ`sの人たちは探されるのを望んでないって」
千歌「むうーっ…でもあってみたいなぁ…」
ルビィ「私も会いたいよ~」
曜「そんなことより、次に乗るバスを決めないと。」
千歌「そうだった―」
ルビィ「次はどこに行けばいいですかね…?」
曜「どうやら森林公園の駅に行ってるバスはないようだからね。違うバスに乗って乗り換えて行くしかないよ。」
ルビィ「そ、そうですか…」
千歌「でも一駅でしょ?歩いちゃえばいいじゃん?」
曜「それもありだねーゴールは森林公園の西口だって、だからこの辺のはずだよ。」
ルビィ「なるほど、とりあえず聞いてみないと…」
曜「そうだねー。もしかしたらいい方法があるかもしれないし。」
千歌「あのバスの運転手さんに聞いてみよう!」
国際十王交通 熊谷行き
千歌「すみませーん、バスで森林公園の西口に行きたいんですがどうすればいいですか?」
運転手「西口だと、東上線で森林公園の駅まで行ってもらってそこから熊谷行きか立正大学行きに乗ればいけるよ。」
曜「ごめんなさい、電車はダメなんです…バスだけでいきたいんです。」
運転手「だったら、これにのって市民病院まで行けば森林公園駅行きがあるよ。」
ルビィ「あ、ありがとうございます!」
曜「…てことは、熊谷まで行けば森林公園に行けるってことですよね?」
運転手「そうだけど、かなり遠回りだね…」
千歌「でも、乗ればいけるんだから、とにかく乗らないと!」
曜「そうだね、じゃあ、よろしくお願いしまーす。」
東松山駅(PM 7:10) →東松山市民病院前(PM 7:17) | 国際十王交通 |
曜「とりあえず熊谷行きは本数結構あったから、いったん市民病院で降りて、バスかなり待つようだったら次のに乗って熊谷のほうに向かおうか。」
千歌「私はそれでいいよ~」
ルビィ「ルビィも大丈夫です~」
曜「よーし、決まりっ」
その時…
グウーゥ…
曜「…あ」
千歌「曜ちゃん、お腹すいてるんだね~」
ルビィ「ルビィもお腹すきましたー」
曜「そうだね~昼から何も食べてないし、時間みてご飯食べようか。」
市民病院 バス停
運転手「森林公園駅行きのバス停は次の信号を右に曲がったところだからね、間違えないでね。」
千歌「はい、ありがとうございます!」
曜「次のバスは…7:26、すごいちょうどいいよ!」
ルビィ「このバスも一日5本しかないのに…うまくつながった。」
千歌「ほんとについてるね!あの時はしったのは損じゃなかったね!」
曜「確かに!よーし、もうゴールは目前だ―」
東松山市民病院前(PM 7:26) → 森林公園駅(PM 7:37) | 吉見町巡回バス |
曜「もうあと一回乗り換えればゴールできそうだよ。」
ルビィ「とうとうここまできた…」
千歌「よーし、ご飯だ―!」
曜「なぜそこ?」
千歌「だってぇ~お腹すいたんだモーン。」
曜「じゃあ駅に着いたらご飯食べようね。」
PM7;37 森林公園駅
曜「…え、駅前だというのにご飯食べられそうなところがない…」
ルビィ「さっきの駅で食べておくべきだった…」
千歌「あーん!お腹すいたお腹すいた~っ!」バタバタ
曜「わかったから。今電車が来たから、降りてくる人に聞いてみようか、」
ルビィ「ありがとう!」
曜「すみませーん!」
女性「はい?」
曜「この辺にご飯食べられるようなところってないですか?」
女性「うーん、ちょっと歩かないとないかなぁ…飲み屋さんくらいしか…」
曜「高校生で飲み屋は…ですね。コンビニとかは?」
女性「なら駅の反対側にラーソンはあるけど…」
曜「この際しょうがないか…わかりました。ありがとうございます!」
曜「…というわけで反対側にあるコンビニで適当に買って食べよう。」
千歌「えー…ここにきてコンビニ…」
ルビィ「仕方ないよね…食べるところないし。」
曜「それで…バスは…8時ちょうどだね。」
千歌「それまでに食べちゃおうか」
千歌「あー…物足りない…」
曜「結局おにぎり2つしか食べられなかったね」
ルビィ「私なんてパンだけしか…」
千歌「でも、あと一回乗ればゴールだよ!」
曜「よーし、みんなでー!」
「「「ヨーソロー!」」」
森林公園駅(PM 8:00) → 森林公園西口(PM 8:09) | 国際十王交通 |
曜「やっと最後のバスだね」
千歌「ほんとに長かったよぉ~」
ルビィ「でも…ようやくですね」
曜「うん、なんか、これでCYaRonの絆がより深まった…そんな気がするな」
千歌「私もそう思うよ」
ルビィ「ルビィも…です」
>次は 森林公園西口 森林公園西口です。
曜「よし、最後のボタンを押すよ。」
千歌「さあ、緊張の一瞬です!」
ルビィ「そ、そういうとこ?」
ピンポーン
曜「まぁ…今押したから。」
運転士「はい次止まりまーす。バスが止まってから席をお立ちください。」
曜「やっと着いたんだ…ゴール!」
千歌「…にしても何もないね。」
ルビィ「それに真っ暗ですよ…」
曜「なんでそういうこと言うの…せっかくゴールしたのに、もっと喜ばなきゃ」
千歌「そうだ、私たちやり遂げたんだよ!」
ルビィ「これも、μ`sのように…」
???「皆さん、ゴールおめでとうございます。」
千歌「…へ?」
小原家執事「どうも、私は小原家の執事でございます。」
曜「ど、どうも」
小原家執事「まずはゴールおめでとうございます、長旅お疲れさまでした。」
ルビィ「ありがとうございます!」
小原家執事「それでは、いったん熊谷駅付近のホテルに向かいましょう、それからゴール記念品を贈呈します。」
千歌「わーなんだろなんだろ!」
ルビィ「どきどきしますー」
そして、車により熊谷駅付近のホテルに到着。
小原家執事「では、ゴールした記念に、μ`sの高坂穂乃果さんの家で作られているお饅頭を差し上げます。」
千歌「うおおおおおおおおお!あの穂乃果さんの家の!」
ルビィ「ルビィ感激です!」
曜「こりゃすごいものを…」
千歌「よーし、一個食べちゃおー」
曜「私も―っ!」
ルビィ「わっ…私の分も…」
千歌「もぐもぐ…おいしーい!」
ルビィ「これが…あのほむまん…」
曜「頑張ったかいがあったー」
小原家執事「喜んでもらえたのなら幸いです。せっかくですから明日は森林公園を探索されたらどうでしょう?帰りは私共の車で家までお送りしますので。」
曜「ほんとですか?ならそうさせてもらえるとありがたいです。」
千歌「よーし!明日は思いっきり遊んじゃおー!」
ルビィ「はいっ!」
曜「ヨーソロー!」
小原家執事「では明日の朝9:00に迎えに上がります、それまでごゆっくり」
3人「はーい!」
執事はホテルを後にした。
千歌「ねえねえ曜ちゃん」
曜「何?千歌ちゃん」
千歌「ちょっと街を探検しよう!」
曜「えー…こんな夜に?」
ルビィ「ルビィもう疲れた…」
千歌「いいからいいからー」
曜「もおーっ…」
千歌「…とはいったものの、遊ぶところはなさそうだね…」
曜「ほら、ルビィちゃんも疲れた顔してるし、帰ろ」
ルビィ「もう寝たいです…」
千歌「えー、せっかく来たんだからさー」
曜「でも、こんな夜遅くに出歩いてちゃ危ないよ」
千歌「ちぇっ…」
その時、千歌の前に歌を歌ってる女性が現れた。
シンガー「You must remember this A kiss is still a kiss…♪」
千歌「あれ、まさかあの人…」
曜「…ん?」
ルビィ「ふわああ…」ネムイメ
シンガー「As time goes by…あれ?」
3人「!!!!!!!!」
シンガー「あなたたち…スクールアイドルやってるよね?」
千歌「はい、そうですけど…」
シンガー「やっぱり!前に動画で見たんだ―」
曜「ありがとうございます!」
ルビィ「ルビィ達…全国的に応援されてるんだ…」
シンガー「えへへ…あなたたちを見てるとなんだか昔を思い出して…」
千歌「昔…?」
シンガー「ただなんとなくね。じゃあ私はこれで」
千歌「ちょっとまっ…!」
シンガーは何言わず去っていった。
千歌「さっきの人…もしかして?」
曜「私も何となくそう思った。」
ルビィ「ああ…サインもらっておけば…」
千歌「サイン?」
曜「あれ?」
ルビィ「…言わないでおこう」(ボソッ
千歌「…ホテル戻ろうか」
曜「ヨーソロー!」
そして3人はホテルの客室へ
ルビィ「…zzz」
千歌「ルビィちゃん寝ちゃってる♪」
曜「ほんとだ…かわいいなぁ」
千歌「ねえ曜ちゃん?」
曜「なに?」
千歌「私、初めて曜ちゃんとやり遂げたんだよ、一つの挑戦を!」
曜「…そういえば、そうだね…」
千歌「だから、ちょっといい?」
曜「…え?」
千歌「目をつぶってて…」
曜「う…うん」
千歌「じゃあ…」
チュッ
曜「えっ、ええええええ…」カアアア
千歌「二人の…記念日♡」
曜「…もう、お返しだよ」
チュッ
千歌「…えへへ、おやすみ」
路線バスの旅、待ち時間や交通事情に左右されながらも、様々な人との出会い、そして深まるユニットの絆。
CYaRonはそれを多く学んだことだろう。
そして、ほかの2ユニットはどの様な旅になったのだろうか。
AZALEA編に続く
(CYaRon!の森林公園散策は番外編で公開する予定です。)
Special Thanks
高海千歌
渡辺曜
黒澤ルビィ
周辺住民の方々
東海バスオレンジシャトル
箱根登山バス
神奈川中央交通
京王バス南・中央
西武バス
東武バスウエスト
国際十王交通
平成エンタープライズ(吉見町の委託先)
この作品を読んでくれてる皆さま
以上
written by マリン