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リレーss置き場

共同ssをかくブログです。

Aqoursのローカル路線バス乗り継ぎ旅 CYaRon!編 Part3

Aqoursのローカル路線バス乗り継ぎの旅 CYaRon!編 Part3
AM 9:00橋本駅


橋本駅にて

千歌「さーて、チェックポイントだよー」

曜「でも、まだ道のりは長いよぉ~」

ルビィ「とりあえず東京都に入らないと…」

千歌「おーっ!東京ならたくさんバスがあるはずだよ!一気に進もう」


東京とはいえバス旅はそんなに甘くはない…

曜「一番近いのは八王子市だね。そこまで行くバスを探そう。」

???「ちょっとちょっと!あなたCYaRon!の子かなー?」

曜「はい、そうですが…?」

(・8・)「うわぁ~みんなかわいいねぇ―、なでなでしたくなっちゃうよー。」

ルビィ「ぴ…ピキィ――――――」

千歌「そんなぁ~カワイイだなんて…」

(・8・)「えーほんとのことを言ったんだけどなぁ~」

曜「そ…そうですか…。あ、ちょっといいですか?」

(・8・)「ん?なになにー?」

曜「私たち、バスを乗り継いで埼玉のほうまで行きたいんですけど、ここから何に乗ればいいかわかりますか?」

千歌「曜ちゃーん、あそこに曜ちゃんが言ってた八王子行きのバスいるよー」

(・8・)「それはダメ!!」

3人「????」

曜「え…でも、北のほうに行くには八王子行ったほうがいいんじゃ…」

(・8・)「それは罠だよ。私が言うとおりにして!」

曜「…というと?」

(・8・)「ズバリ!埼玉のほうに行くには、まず『南大沢』にむかってね♪」

ルビィ「南大沢?」

千歌「なんでー」

曜「そこ、東にそれてますよね…八王子市ですけど…」

(・8・)「…とにかく、あ、あの青いバスだから、早く!」

曜「わ、わかりました!いくよ!」

千歌「おーっ!」

ルビィ「おいてかないで~」

橋本駅(AM 09:42) → 南大沢駅(AM 10:12)京王バス南 南63
ルビィ「やっと神奈中から解放されたね…」

千歌「ほんと神奈川って広かったなぁ…」

曜「しかし、ほんとあの人の話、信用していいのかなぁ…」

千歌「大丈夫だよ、きれいな人だったし」

ルビィ「ほんとだったね~でもなんかあの人、誰かに似てる気がするんだけど…」

千歌「え、誰に?」

ルビィ「うーん…でも、だれだろ?」

千歌「えー、気になるよぉ~」

曜「確かに、なんとなくあの人に似てる気はしたね。だから信じたんだけど」

千歌「じゃあ誰か教えて~」

ルビィ「ルビィも気になります!」

曜「うふふ、内緒♪」

2人「うーっ…」

曜「あっ、あそこに東京都って書いてある看板発見!」

千歌「おーっ、あの光り輝くメガロポリス。魔境の地。東京に上陸☆」

ルビィ「なんか善子ちゃんみたいになってる…」

曜「そういえば善子ちゃんたちはどうしてるのかな?」

千歌「だいじょーぶ、しっかり者の梨子ちゃんが面倒見てるって」

曜「うーん…梨子ちゃんに善子ちゃんの相手…」

ルビィ「なんか気まずそう…」

千歌「えーそうかなぁー。」

ルビィ「というか、ここ東京だよね?の割には、ビルなんて見えないけど…」

曜「まぁ、東京都といってもいろんなところがあるってことじゃ…」

千歌「えー、でも、東京ならバスもたくさんありそうだし、ここでゆっくりと遊んで…」

曜「千歌ちゃん。目的わかってる?」

千歌「うっ…」

>まもなく終点、南大沢駅、南大沢駅、でございます


AM 10:12南大沢駅
曜「さて、ここから北に行くのは…八王子、北野、それと聖蹟桜ヶ丘があるね」

ルビィ「さっきの人が八王子方面はやめたほうがいいと言ってたから、聖蹟桜ヶ丘がいいかなと。」

千歌「そうだね。よーし、次は…10時20分!」

曜「もうすぐだね!よーし、全速全身!ヨーソロー!」

千歌「えー、結構栄えてるし、遊ぼうよぉ~」

曜「いや、そんな暇はないから。今日埼玉までいかないといけないんだからね。」

千歌「ちぇっ…」


南大沢駅(AM 10:20) → 聖蹟桜ヶ丘駅(AM 10:55)京王バス南 桜80
千歌「この後はどうするの?」

曜「北のほうに向かうバス次第だね。府中とか、立川とかがあればスムーズにいくかなぁって。」

ルビィ「ちょっと聞いてみたほうがいいんじゃ…?」

曜「そうだね、ちょっと聞いてくるよ。すみませーん!」

運転士「はい?」

曜「聖蹟桜ヶ丘から北のほうに向かうバスって何かありますか?」

運転士「それでしたら国立駅いきがありますね。他にもあるにはありますが…本数が少ないです。」

曜「なるほど、では国立いきに乗るのがいいですかね?」

運転士「そうですね~もう発車するので、後でお願いします。」

曜「わかりました、ありがとうございます!」

>毎度ご乗車ありがとうございます。この車は、帝京大学入り口経由、聖蹟桜ヶ丘駅いきです。

曜「国立まで行けることがわかったよ~」

ルビィ「よかったぁ~結構北のほうまで行ける…」

千歌「でも、その先はわからなかったの?」

曜「まぁ、聖蹟桜ヶ丘ついてから考えても大丈夫かなぁって、大きな駅みたいだし。」

千歌「よし!大都会でのんびり…」

ルビィ「できないよ!」

そのとき、運転士のアナウンスが入った…

運転士「えーこの先、道路工事による車線規制のため、渋滞が発生しております。このため、バスに遅延が見込まれます。お客様にはバスが遅れますことを深くお詫び申し上げます。」

曜「えっ!」

ルビィ「ピキィ―!」

千歌「ど、どうしよう…」

曜「まぁ…こればかりは仕方ないからね…」

その時、反対車線に神奈中のバスが走ってきた。

千歌「あ、また神奈中のバスだ」

ルビィ「昨日散々お世話になったよね…」

曜「でも、ここは東京都のはずなのに、結構見るね…」

千歌「てことは、まだここは神奈川なんじゃない?」

ルビィ「でも、地図で見ても東京都ってなってるよ。」

曜「まぁ、神奈川に近いからじゃないかなぁと…。」

千歌「神奈川の中央なのに東京都でも走ってる…もう東京神奈中に改名したほうがいいね!」

曜「わかりにくい…」

10分後…

曜「…進まないね。」

ルビィ「すぅ……すぅ……」

千歌「……」zzz

曜「ねてるし…」

曜(でも、ほんとにかわいいなぁ?)

結局、聖蹟桜ヶ丘駅に着いたのは定刻より15分も遅い時間となってしまった…。


AM 11:10聖蹟桜ヶ丘駅

曜「はあ…やっと着いたー。」

千歌「だいぶ時間かかったね…」

ルビィ「あそこに国立行きいるけど…」

曜「うーん…のって運転手さんに聞くか…。よーしいそくぞー。ヨーソロー!」

京王バス中央 国18系統 車内

千歌「すみませーん。国立駅から西武新宿線のほうに行くバスって出てますか?」

運転士「国立から西武のほうに行くのは出てないんですよ…」

曜「そうですか…じゃあ、乗り継いでほかの駅に行けば西武新宿線の駅に行くバスありますか?」

運転士「でしたら国立府中インター入り口で降りて、反対側から府中駅いきに乗ってください。府中駅からは国分寺駅か武蔵小金井駅まで行けば西武バスさんがありますので。」

曜「ありがとうございます!」


聖蹟桜ヶ丘駅(AM 11:13) → 国立府中インター入り口(AM 11:28)京王バス中央 国18

曜「今回は途中で降りるから、ボタンをちゃんと押してね。」

ルビィ「はいっ!」

千歌「任しといて!」

曜「ふぅ…この調子でいけば何とかなるかなぁ…東京だからバスの本数は心配ないだろうし。」

>次は、府中四谷橋北 府中四谷橋北 でございます。

千歌「おっ、大きな橋だ―」

曜「おおっ、てことは、大きな川かーっ!」

ルビィ「なんかテンション高いんだけど!」

多摩川です

乗客1「この路線、数少ない多摩川を超えるバス路線なんだよなー」

乗客2「ほんとほんと、しかも本数がまともにあるのはここだけだし」

曜「…よかったぁ、もしほかの駅いってたら悲惨なことになってたね…」

千歌「あの人の言ってることは正しかったね。あの人がこの川を超えるバスを教えてくれたんだよ。」

ルビィ「ほんとに助かった~」

そうこうしているうちに国立府中インター入り口が近づく。

>次は 国立府中インター入り口 国立府中インター入り口でございます。

千歌「はいっ!」

♪ピンポーン

>次止まります。車内事故防止のため、バスが停留所に停車してから席をお立ちください。

運転士「はい、国立府中インター入り口でございます。バスが止まってから席を立つようお願いします。」

曜「よし、降りるよ。」

2人「はーいっ!」

千歌・ルビィ「ありがとうございましたー」

運転士「はーい」

曜「あの…府中いきは…」

運転士「あそこの信号渡ってすぐです」

曜「ありがとうございます!」


AM 11:28国立府中インター入り口
曜「次のバス停は…あそこだね。」

千歌「あっ、バス来てるよ!」

ルビィ「早く!」

曜「ああっ…信号かわれーっ」

ぎりぎり変わり、バスは信号で止まった。

ルビィ「よかった…間に合いそう…」

曜「ぎりぎりセーフってところだね。」

国立府中インター入り口(AM 11:29) → 府中駅(AM 11:51)京王バス中央 国17
曜「うーん…府中に行って国分寺か武蔵小金井、どっちがいいのかなぁ…」

ルビィ「地図で見ると国分寺は真北で武蔵小金井はちょっと東にそれる…」

千歌「どっちが大きな街なのかなぁ」

曜「電車が複数乗り入れてる国分寺のほうが大きそうだけど…」

千歌「じゃあ国分寺で~」

曜「まった。遊ぼうとか思ってないよね?」

千歌「あ、ばれた?」

曜「もう…午後近くにもなってまだ埼玉県にすらついてないのに…」

千歌「もおーっ。ずーっとバスばっかで疲れたよー。」

曜「じゃあ辞める?」

千歌「…辞めない」

> ご乗車ありがとうございます 次は 終点 府中駅 府中駅 でございます。

千歌「あ、府中駅だって、降りるよ。」

曜「降りるときに国分寺がいいか武蔵小金井がいいか聞いておこう…」

ルビィ「そうだね、確実な方で!」

曜「あの…すみません」

運転士「はい?」

曜「路線バスを乗り継いで、埼玉の方まで出たいんですが、国分寺駅と武蔵小金井駅どっちがいいですかね?」

運転士「うーん…国分寺駅ですとその先は小平駅になりますね。武蔵小金井駅ですと西武池袋線の東久留米駅行きや清瀬駅行きがあります。」

曜「ということは、武蔵小金井駅のほうがいいですか?」

運転士「路線バスですと…そちらがいいですかね。電車に乗るのでしたら国分寺がいいですが。」

曜「わかりました!ありがとうございます!」


AM 11:55府中駅
曜「…というわけで次は武蔵小金井駅に向かい、そこから清瀬駅に向かおう!」

千歌「おーっ、曜ちゃん決めるのはやーい。」

ルビィ「さすがですっ!」

曜「えへへ…地図でみると清瀬のほうがより北のほうにあるし、埼玉県との県境が近いからね。」

ルビィ「ということは、バスを後2-3回乗れば埼玉に入れると…」

千歌「いけるよ!絶対ゴールできるよ!」

曜「私もそんな気がしてきたな。よーし、ゴールに向かって~全速全身~」

「「「ヨーソロー!」」」

千歌「というわけで…そろそろお昼にしない?」

曜「そうだね、ちょうどおなかすいてきたし、大きい駅だしね。」

ルビィ「それより、バスの時間調べたほうが…」

曜「そうだ!本数少なかったりしたらやばいしね。」

府中駅、1番乗り場

曜「えーと…武蔵小金井行は…数えきれないくらい本数があるね」

ルビィ「今国分寺行きが出発したけど、すぐにまた国分寺行き来たね…」

千歌「さすが大都会!」

曜「でも、二つの色があるね。一つは学園通り経由、もう一つは一本木経由…」

ルビィ「どっちが早いんだろう…」

曜「ぱっと見だと一本木のほうがバス停少ないね。でも本数は学園通りのほうが多い…」

千歌「とにかく、これだけバスがあるんだから、のーんびりしようよ」

曜「いやその先があるから…」

ルビィ「午後になっちゃったし…」

千歌「でもお昼くらい食べようよ―そこにセカンドキッチンあるし」

曜「そうだね。昼食タイムだ」


PM12:32府中駅
千歌「はーおなかいっぱい♪」

曜「おっ、ちょうど止まってるよ。」

ルビィ「早く乗ろう!」

曜「ヨーソロー!」

府中駅(PM 12:34) → 武蔵小金井駅南口(PM 12:58)京王バス中央 武73
曜「たぶん清瀬行きは駅の反対側だと思うんだよね。ついたらまずそれを探そう。」

千歌「はぁ~」

ルビィ「どうしたの?」

千歌「せっかくまた東京にこれたのに、全然寄り道できない…」

ルビィ「東京ならまたいつか来れるから!」

曜「そうそう、今は目的地最優先で、ね?」

千歌「そうだねー。ゴールに向かって…いこう!」

曜「それにしても、東京っていうと、ビルがたくさん建ってて…ってイメージだったけど、この辺は何か静かな感じだね。」

ルビィ「確かに…上京したら、こういうところのほうがいいかなぁ~」

千歌「えーやっぱビルの真ん中がいいよぉ~」

曜「私は海がないとなー。」

ルビィ「そうなるんだね…」

その時だった…

運転士「お客様、次のバスをご利用…」

女性客「ちょっと待って!ぎっくり腰の旦那が今歩いてるから…もうちょいまってもらえるかしら?」

運転士「発車時間すぎてますので…」

女性客「はぁっ!旦那はぎっくり腰なのよ!いつもなら自転車のところをバスにしてるっていうのに!客のことを考えてください!」

運転士「いやそういわれましても…」

曜「なにあれ…感じ悪い…」

ルビィ「怖いよぉ…」

千歌「ちょっと行ってくる!」

曜「千歌ちゃん?」

千歌「こらーっ!」

女性客「なっ、何よ!」

千歌「あなた、旦那さんおいてくなんてひどいじゃん!それにバスはすぐ来るし、こんだけのお客さんが迷惑かけてるんだよ!少しは考えなさい!」

女性客「わ…わかったわよ。次のにするわ!」

千歌「わかればよろしい。」

運転士「それでは大変お待たせいたしました。発車いたします。」

曜「すごい…」

ルビィ「千歌ちゃんナイス!」

千歌「まぁ、ガツンと言ってやらなきゃいけない時もあるからねぇ~」

そうこうしているうちに、定刻より10分遅れて武蔵小金井駅に到着


PM13:08武蔵小金井駅
曜「さーて、清瀬いきは反対側みたいだねー」

千歌「よーし、いくよー。」

北口に移動

曜「あれ…すごい列出来てるね…」

ルビィ「何かあるんですかね?」

千歌「なんか嫌な予感がするなぁ…」

曜「とりあえず。乗り場へ行ってみよう…」

武蔵小金井駅北口 2番乗り場

曜「あの…バス待ちですか。」

男性客1「ああ、かれこれ15分きとらん…」

学生1「あと何分できますってのもつかないし…」

曜「そうですか…」

千歌「ど、どうしよう…」

ルビィ「いやあああああああ」シクシク

曜「ルビィちゃん泣かないで、まず何があったのか聞かないと。」

その時、一台の西武バスがやってきた。

曜「ちょっとあのバスの運転手に聞いてみるよ。すみませーん。」

運転士「はい?」

曜「清瀬に行くバスがずっと来てないみたいなんですけど…どうしたのですか?」

運転士「あー事故渋滞があってね…花小金井方面のバスはものすごい遅れてるんだよ…いつもの3-4倍はかかったね。」

曜「そうですか…ご苦労様です。」

千歌「じゃあ…どうするの?」

曜「うーん…どうしようか…国分寺にいっても小平から先に行けるかわからないし…」

ルビィ「もっと東に行くのはどうですか…?」

曜「それだと遠回りになっちゃいそうだし…」

千歌「うわああああんもうだめだ―!」

曜「本当にどうしよう…」

続く

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