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リレーss置き場

共同ssをかくブログです。

HAPPY PARTY TRAIN 途中下車の旅 2年生編 Part2

11:30 福山駅

千歌「Aqoursの魅力をアピールするって、そんなのどうやって~」

梨子「今まではご近所さん的なところもあったからよかったんだけど、こんな遠方でなんて…」

曜「でもさ、私たちただって結構全国区で活躍してきてるんだし、意外といけるんじゃないかな?」

千歌「それにしても、どうやってやるのさぁ~」

曜「そんなの、ちょっとその辺で練習するとかさ」

梨子「ええ…それでいいのかなぁ…」

千歌「まぁでも、それが一番いいかもね」

曜「よーし、張り切っていくぞぉ~!」

11:40 福山城周辺

千歌「よーし、それじゃあ行くよー」

曜「ワン、ツー、スリー、フォー」

梨子「ファイブ、シックス、セブン…」

………
……


数分間、練習してみるが…

千歌「うーん…いまいちだなぁ…」

曜「やっぱりまだまだ全国区には足りないかぁ…」

梨子「でも、少しは声かけてくれたじゃない。踊りうまいよとか」

千歌「確かにそうだけど、はぁ~道のりは遠いなぁ…」

???「ちょっと、そこのお嬢さん?」

梨子「はい?」

???「いや、いきなりで悪いね。私アイドルのプロデューサーやってるんだけど、君たち、なかなかセンスあると思うよ。アイドルのセンスとしてね」

曜「ほ…ほんとですか…?」

???「ああ、君たちは確かAqoursのメンバーだったよね?」

梨子「はい、そうですよ!」

???「そうかぁ、うちのアイドル達も、この子達すごいっていっててねー」

千歌「そ、そんなぁ~、ところで、あなたは何のアイドルのプロデューサーなのですか?」

???「それはちょっとお答えできないかな。ただヒントを言うと、『みくにゃん』って呼ばれているアイドルがいるってことだけは伝えとくよ。」

曜「なるほど…って、結構有名どころ!?」

梨子「そ、そうなの?」

???「じゃあ私はこの辺で」

………
……


曜「さっきの人、結構有名どころのアイドルプロデューサーだったんだね」

千歌「そうだよ!だってあの『346プロ』だからね!」

梨子「その名前はきいたことあるけど…」

千歌「つまりこれは、私たちはプロからも期待されてるってことだよ!」

曜「確かにそういう目で見られてるってことだよね」

梨子「だから、私たちも期待に応えていかないとってことだよね」

千歌「うん!というわけで、指令はクリアっていうことになるんじゃない?」

曜「そうだといいけど…ん?」

『先ほどの活躍が確認されたため、ボーナスポイント500ポイントを差し上げます。』

曜「ってメールが来た」

梨子「あの…どこで確認してるの?」

千歌「さぁ…」

曜「もしかして、仕組まれてた?」

梨子「その可能性はあるよね…」

千歌「ほえ?」

12:05 福山城付近

曜「ところで、お腹空いてきたし、ご飯食べない?」

千歌「さんせーい!」

梨子「そうだね、どうやらイタリアンでおいしい店が近くにあるようだから、そこにしようか?」

曜「いいよ~千歌ちゃんもそこでいいよね?」

千歌「うん!」

12:25 福山駅

千歌「はぁ~食った食った」

曜「ホントにあそこのパスタおいしかったたなぁ」

梨子「ピザもおいしかったしね」

千歌「調子に乗って色々食べちゃったしねぇ~」

曜「でも、まだ何とかなってるけど、次の食事代とか宿泊代はポイントから捻出しないといけないから、ほどほどにね?」

千歌「はぁ~…先は長いなぁ…」

梨子「それで…次の電車は12:31だね、乗っちゃおうか?」

曜「そうだね。早いところ次に進もう!」

福山 12:31発 山陽本線 普通 三原行き 423M

千歌「この後はどうするの?」

曜「うーん…このまま山陽本線でポイントを稼ぐか、呉線に行くかでどうするかは変わりそうだね」

梨子「というと?」

曜「まず山陽本線の方は本数は多いけど稼げるポイント数が多くないんだよ。一方呉線は500ポイントの大台がつく駅がちらほらあるけど、その分本数が少ないし…」

曜「それに、この電車で終点の三原につけば呉線の電車にちょうどよく接続するけど、それを逃すと次は1時間後…。だから、ここでの選択は重要なわけ」

千歌「そうなんだー」

梨子「私的には、呉線に行ったほうがいいと思う。確かに本数は少ないけど、海沿いを走るから、結構名所が見つかりやすいんじゃないかなぁって」

千歌「そうだよ!内浦だって田舎だけどいろいろ名所あるし!」

曜「そうだよね。私も何となくそう思ってたんだ!それに、港が多いってパパから聞いたことあるし、何となく楽しみでもあるんだよね」

千歌「じゃあそれで決まりね!」

梨子「それはいいんだけど、どこで降りようか?」

曜「まず三原を出ていきなり500ポイントもつく須波駅があるね、そこで降りるか、もう少し有名どこの竹原あたりまで行くかのどっちかだね」

千歌「とりあえず500ポイントの駅に行ったほうがいいんじゃない?200-300ポイントの駅をこまめに降りるよりもそういうところでガツンと稼いだほうがいいんだよ!」

梨子「でも何もなかったら意味ないからね?」

曜「じゃあとりあえず調べて見てなんかありそうだったら降りようか?」

梨子「どれどれ…調べてみると、海が見えるとは書いてあるけど…」

曜「なるほど、他には何か書いてある?」

梨子「他には…あっ、裏に瀬戸内海の絶景が広がる筆影山展望台があるって、山の上で1時間くらい歩くみたいだけど…」

千歌「じゃあいいじゃん!500ポイントだよ?」

曜「うーん…でも1時間も歩くとなると時間のロスは大きいよね…、見てみたい光景ではあるんだけど…」

梨子「でも、ほかのこまごましたところで見るよりも、結局はそんなに変わらないんじゃないかなぁ…」

曜「確かにねぇ、よし!ここに行こう!」

2人「うん!」

三原 13:06 着 乗り換え
    ↓
三原 13:11 発 呉線 広行き 123M




千歌「でもさー、ここまで電車に乗ってきてなんか思うんだけど…」

曜「ん?何?」

千歌「この辺の電車って、なんか黄色いのが多いのは何でだろう?」

梨子「うーん…、静岡のオレンジは何となくミカンっぽいイメージがあるけど、確かにこの辺に黄色ってイメージないよね」

曜「地域的なカラー…なのかな?」

千歌「そうだ、Aqoursで黄色の人って花丸ちゃんだよね?」

梨子「そうだけど、それが何か関係あるの?」

千歌「つまり、花丸ちゃんみたいに文学少女が多いのかも!」

曜「いや絶対関係ないと思う…」

梨子「結局は特に意味はないのかもしれないけど、センスはないわね…」

曜「あー。それはわかる」

千歌「うん…黄色だけに、発想が末期ってね!」

2人「……」

千歌「あっ、さっきのは黄色の色と末期をかけた…」

曜「説明しなくて…いいから…」

13:19 須波駅

千歌「ついたーっ!」

曜「おお、海が見えるであります!」

梨子「あそこに見えるのは島?なのかな」

曜「そうみたいだね、近くに港とかないかなぁ?」

千歌「えー…山の上の展望台は~?」

曜「そこまでいってたら時間もないし…ね?」

梨子「さっき調べてみたら、歩いて15分くらいのところに港があるんだって、そこのたこ焼きが名物みたいだよ」

千歌「たこやき!食べたい!!」

曜「梨子ちゃんナイスプレー!じゃあ予定を変更してそこに行こう!」

一行は須波港に向かうのであった。

13:35 須波港

千歌「んー…うまい!」

曜「普通のに比べてタコが大きくて身が引き締まっているであります!」

梨子「野菜とかもきっちり入っててよく焼きあがってるし食べ応えあるね」

千歌「これは十分名物だよ~」

曜「まぁ写真は撮ったし、後は周辺の風景とかもとって送っちゃおうか?」

梨子「お願いねー」

千歌「でも、船が止まっているところだし、曜ちゃんテンションがハイになっていたりしない?」

曜「そりゃ当然でしょう!あぁ~しまなみの海に向かって、全速全身~ヨーソロー!」

梨子「だからって飛び込まないように」

千歌「まぁさすがに言うだけで飛び込んだりはしないけどね」

曜「その辺はわきまえてるから」

千歌「それで、判定のほうはどうなの?」

曜「うん、OKだって!これで1190ポイントだね」

梨子「これならだいぶ順調だと思うよ」

千歌「じゃあこの調子で行こう!」

曜「うん、ところで、次の電車があるから、そろそろ行こうか」

須波 14:16 発 呉線 普通 広行き 125M

梨子「それで、次はどうしよう?」

曜「うーん…200ポイントの駅と300ポイントの駅が入り乱れてるんだよねぇ」

梨子「となると、古い町並みが残るって言われてる『竹原』とかがいいのかなぁって思うけど」

千歌「いいんじゃないそれで?」

曜「でも…、どうせなら300ポイントの駅で何か探したほうがよさそうだけど…」

梨子「300ポイントの駅今調べてるけど、パッとするところがないというか…」

曜「うーん、じゃあそれでもいいかなぁ。この1時間に1本ゾーンで行ける駅もあと1駅か、せいぜい2駅程度だろうし」

千歌「じゃあ確実な方でいいんじゃない?」

曜「じゃあ次は竹原へ、ヨーソロー!」

続く
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